まずレンズを逆さまにしてみます。
何でかって?
別に理由はありません。
今回の分解は前玉のクリーニングが目的ですから、後玉は無関係。でも、とりあえず外してみたい(^^;)
後玉はレンズを入れてある筒ごと回して簡単に取り出すことができます。
この際、先日自作した「蟹目」が役に立ちます。蟹目が無い場合は、何か適当に見繕いましょう。ハサミだってOKです。(レンズに傷を付けないように注意して下さい)
取り出した後玉群。
全く問題ないので、これの分解はやめておきます。でもコレ、そう難しくはありません。レンズ押さえを蟹目で回してやればいいだけですから。
さて前玉を外すには・・・・
とにかく飾りリングを外さねばなりません。ところがどっこい!こいつが回らない!
小瓶にゴム手袋をかぶせたものを押しつけ回せば、普通なら緩むはずなのに・・・どうにも回らない!
ええいっ!強硬手段(^^;)
飾りリングの2カ所にドリルで穴をあけました。アルミ製ですから簡単に穴があきます。この2カ所の穴に蟹目をいれてぐぐっと回します。
固いときは、飾りリングの周りにCRC556をつけて数分してから回すと簡単に回ります。
取り外した飾りリング。
次にフィルター枠を外します。フィルター枠は3本のネジで止まっています。精密ドライバー(-)でネジを緩め、取り外します。ネジは6本ありますが、3カ所に2個ずつ並んでいるうちの左側を緩めます。
次に先ほどのフィルター枠止めネジ以外の3本のネジを外すと、前玉群を取り出すことが出来ます。ただし抜き取る前に、前玉群と筐体との位置関係を正確にメモっておいてください。そうしないと、あとで絞り位置を正確に決めるのに苦労します。
前玉レンズ群にはレンズ押さえリングが付いています。プラスティック製の簡単なもので、回せば外れます。固くて回らないときはCRC556を少し付けて数分してから回します。それでも回らないときは、切り欠きに精密ドライバー(−)を当てて、そのドライバーを軽くコツンコツンと叩いてやれば、簡単に回ります。
CRC556は後で綺麗に拭き取ります。
前玉が外れました。今回のカビはそれほど酷くなかったので、レンズクリーニング液を付けて軽く磨いただけで綺麗に取り除けました。

あとは逆順に組みあげて完成です。

さて、元通りになったかな?

試写した結果が下の写真です。絞りも焦点もOKでした。

というわけでSuperTakumar55f1.8の分解はこれで終了!
30年前のペンタックス標準レンズSuperTakumar50f1.8
このレンズは2個所有していますが、そのうちの1個の前玉裏側にはカビが生えています。あまり酷い状態ではないのですが気になります。
と言うわけで分解清掃してみます。
SuperTakumar55mm f1.8